物は何でも劣化します。でも、原子力発電所、橋梁、トンネルなどの大きな構造物って、どうやって劣化していないか検査するのでしょう?まさか、いったん全てを止めてバラバラにして検査するわけにもいきませんよね。でも、ああいう施設って、どこかに問題があって放置してしまうと、人命に関わる大きな事故に発展しかねません。
こうした問題を解決する策として「非破壊検査」というものがあるそうです。これは文字通り「物を壊さずに」その内部や表面の傷、劣化の状況を調べだす検査技術のことです。素材から加工する工程、完成時の検査、設備の建設完了時の検査などに適用します。そうした大きな構造物は、予算的にしょっちゅう建て替えるわけにはいきませんし、環境保護の観点から廃棄物を減らすという意味でも、長寿命化させることが望ましいわけです。非破壊検査により不具合の有無を把握して維持管理することで、製品や設備の信頼性を高め、寿命を長くすることに役立つわけですね。
大分県を含む九州地方は近年、大雨の被害を受けることが多くなってきました。たまに地震もあります。こうした天災の影響を調べ、対策をたてる上でも、大型設備のメンテナンスは重要性が高まっていると思います。(非破壊検査|大分)
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