仕事にやりがいを感じられないことに悩む人は少なくありません。
思い切って転職するのもひとつの方法ですが職場を変える前にまずは今の仕事を見つめなおしてみるのも重要です。
今回は、今の仕事から自分なりのやりがいを見出す方法について解説します。
仕事に対する気持ちを分析する
仕事にやりがいを見いだせないといっても働いている間中ずっと苦しめられている人は多くありません。
仕事をしている中でどの時間が苦しくてどの時間は楽なのか、自分にとって好ましい仕事を分析してみましょう。
やりがいを感じられない仕事の中にもそれなりに満足したり楽しんだりする瞬間がいくらかはあるものです。
今の仕事にやりがいがないと感じているのは事実だとしてもそれがすべてではありません。
やりがいを感じられる部分とそれ以外の部分を切り分け、なぜやりがいを感じられないのか考えてみてください。
今の仕事をどのように考えどんな結果になっているのか、しっかり向き合って考える事から始めてください。
評価制度を考える
仕事にやりがいを感じられない理由の中でも多いのが「評価に対する不満」です。
がんばって仕事をしているのに評価されないのは辛いものですしやりがいを感じられなくて当然です。
現状の仕事がきちんと評価されているのかどうか、改めて評価制度やシステムについて考えてみてください。
評価と言っても会社からの評価がすべてではありません。
仕事をしたことでお客様からありがとうと言ってもらえるのも評価のひとつですし時分の中で成長につながっているのであればそれも評価の一種です。
評価とやりがいは直結しているので評価に対して考えることが自分なりのやりがいとは何かを気付くきっかけにつながります。
自分にとってのやりがいを見つけよう
「やりがい」とひとくちにいっても個人差は大きく一概にはいえません。
人にお礼を言われることに喜びを感じる人もいれば数字として評価されないと満足感を得られない人もいます。
他人の評価よりも時分の満足感や達成感がやりがいにつながる人など、同じやりがいでもそれぞれ形も違えば満足させる方法も変わります。
自分に合わなければどんな好評価も手厚い待遇もやりがいにはなりません。
これまで得た仕事での満足感や不満などを手がかりに自分なりのやりがいを見つけましょう。
まとめ
最近の若い人は出世を望まないと言われますが、彼らは出世を嫌っているわけでも一生平社員で痛いわけでもありません。
若い世代が出世を望まないのは会社での地位が挙がることがやりがいにつながっていないからです。
かつては給料が上がったり権限が強くなって仕事の幅が広がったりといった形でやりがいにつながっていた出世ですが、今では責任だけが重くなり残業代や手当がカットされて収入が減ってしまうだけの厄介な人事異動に過ぎません。
やりがいは仕事を前向きにこなす原動力であると同時に人生を豊かにするステップでもあります。
考え方次第でどんなことにもやりがいは見出だせるものです。
やりがいが見つからないからと見放すのではなく、まずは自分の考え方を改める方向に努力してみることをおすすめします。