業務用エアコンを導入する場合には、業務用エアコン本体のリース価格だけでなく工事費用も考えておく必要があります。
また、エアコン本体購入と取付工事を依頼する業者は別々ではなくて、できる限り一緒の方が費用面や今後のメンテナンスなどを考えるとおすすめです。
ですから依頼する業者を選ぶ際には、業務用エアコンの本体購入費用を含めた工事費用を、複数社から見積もりとして取って比較検討する必要があります。
その際、工事費用の内訳を一つ一つ確認していくことも大事で、業務用エアコンの本体価格と工事費用一式といった見積もりを提出するような業者は避けるべきです。
その理由は、どのような工事が必要でどのような工事が価格の中に入っているのかが分からないからです。
そのような状態で工事を依頼してしまったら、追加工事という形で様々な費用が請求されて工事費用が高額になる危険性もあるので注意が必要です。
一般的に施工業者では、業務用エアコンを取り付けるための基本的な工事を標準工事として、エアコン本体と標準工事をセットした価格を表示していることが多いです。
施工業者によって異なりますが、通常はエアコン取り付け費・取り付けにかかる部材費・養生費・試運転調整費・諸経費などが標準工事となります。
また取り付けにかかる部材費については、ホースの長さなど細かく設定していることもあります。
ただ標準工事についても内訳をしっかりと確認しておくことが大事で、内容や範囲を明確にしておくことです。
それは、配管の際や本体設置の時に足場が必要になったり、高所作業車が必要になったりする時などには、追加工事となるからです。
また、その他にも追加工事やオプション工事になる工事が必要な場合も発生するので、見積もりにおいて内訳を確認すると共に、しっかりと説明を受けておくことを心がけることです。
それから、必ず現地調査・打ち合わせをした後に、しっかりと内訳が記載された見積書を受けとることも大事です。