金属加工には、多彩な手段があります。
そして、鹿児島県でも工業分野において、マシニング加工を手掛ける企業が多く、現在も県下で運営されています。
しかし、表面的に出てくる分野ではないため、知らない方も少なくありません。
そもそも、鹿児島県内でマシニング加工がされていること自体、認知されていないケースも多いのです。
そこで今回は、マシニング加工とはどんなもので、鹿児島県ではどのあたりで盛んに加工されているのかを紹介します。
鹿児島でも多く運営されているマシニング加工とは？
マシニング加工とは、一言で言えば数字を設定して機械で加工する作業です。
素材に対して切削する工具が回転して、加工を施していくもので、多くの金属加工の会社で用いられています。
この加工を行う工作機器をNC工作機械（NCはNumerically Control、数値制御の意味）と言います。
さらに鹿児島では、徐々に自動工具交換機能（ATC）を有する機械も多く導入されており、マシニングセンタ（MC）と呼ばれています。
このマシニングセンタの工具交換機能によって、一連の加工をしながら、必要に応じて工具を交換していき、精密な金属加工を施していくのが特徴といえます。
生産性の向上だけでなく、人の配置を減らす省力化も可能となり、少ない人数での大量生産、大量加工を実現させました。
鹿児島でマシニング加工を実施しているところが多い地域は？
鹿児島でマシニング加工を実施している場所は、県庁所在地の鹿児島市や県中部の霧島市です。
霧島市は、鹿児島空港や九州自動車道のアクセスがよく、部材の入手や出荷が便利です。
また、霧島市では市を挙げて産業の振興に取り組んでおり、工業が盛んです。
マシニング加工も重要な工業技術なので、霧島市内でも手掛ける企業が多く点在し、周囲の企業のニーズに応じています。
また、アクセスの良さを利用して、九州や全国に加工品を出荷している点も特徴です。
意外な場所で鹿児島のマシニング加工を施された製品を使用しているかもしれません。