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就労継続支援A型と問題点

どんな人でも生きる権利は有る

どんなバックボーンを抱えていても、生きる権利はあります。しかし現状、難しいのが正直なところです。
企業が求めている人材は、仕事がバリバリできて何事もそつなくこなす人でしょう。病気知らずで健康体なら、なおさらです。では病気や障害を持っている人は、働いてはいけないのでしょうか。もし「働いてはいけない」というのなら、あまりにも酷い話です。そこで利用したいのは、就労継続支援A型です。

施設を利用できる人は?

各都道府県に施設があり、もちろん栃木にも就労継続支援A型事業所があります。企業の勤務が厳しい18歳以上65歳未満の方なら、利用可能です。障害者手帳を持っているのが理想ですが、持っていなくても施設の利用は可能。勤務地は支援体制が整っている施設になりますが、企業と「雇用契約」を結んだ上で働くことになります。
もちろん給料も出ます。ただ給料額は低く、稼げても6万円ほどだそうです。とても生活できる金額ではありません。ただ仕事内容を考えると、6万円の給金は妥当かもしれません。

仕事内容について

勤務時間は4時間~8時間。任される仕事は、データー入力や事務作業です。データー入力では原稿入力や、データー作成がメイン。パソコンで文字を打つことができるのなら、可能な仕事です。事務仕事は書類作成や伝票整理を任されます。ただ重要な仕事を任されることもあるとのことなので、重要な仕事ならば給料を上げても良いような気がします。
事業所の多くは、ものづくりに力を入れている所が多く見られます。お菓子やブーケを制作。クオリティはかなり高く、マスコミに取り上げられるほどです。

給料が低くても社会のつながりは持ちたい

ただどんな仕事内容でも、勤務者の時間を縛っているのに変わりはありません。年々給料は上がっているそうですが、まだまだな部分があるのは否めないものです。
でも複雑な事情を抱えている人の多くは、社会との繋がりを持つのも難しいです。例え給料が安くても社会との繋がりを持って、技術が習得できるのなら、大きな前進となるのかもしれません。