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幕末の京都で戦った新撰組がリアルに描かれた「新撰組顛末記」のレビュー

幕末の京都を舞台に活躍した新撰組は、誰もが知っている存在です。

そんな、新撰組で最も長く生きたのが、新撰組の二番隊組長であった永倉新八です。

75歳まで生きた永倉が新撰組の事を、記録に残したとても貴重な内容が詰まっている本です。

新撰組を知らない人にもお勧め

新撰組は、江戸幕府末期に京都で治安維持のため活躍した幕府の部隊でした。

会津藩の預かりとなり、局長の近藤勇美や副長の土方歳三、総長の山南や一番隊隊長の沖田総司など、現在でも人気の人物が中心にいました。

そんな、新撰組の二番隊隊長として様々な戦いに参戦していた永倉ですが、最終的には新撰組から離脱します。

この本では、永倉が75歳になった時に新撰組の事を振り返った内容が細かく記載されています。

歴史的な事件として有名な池田屋事件をはじめ、新撰組が戦った内容や事実が細かく表されています。

実際に新撰組の二番隊組長として、新撰組の中も外も知り尽くした永倉の貴重な記録が描かれています。

新撰組についてより深く知れる内容です

実際に新撰組が活動していたのは幕末で、正しい記録も多くは残っていません。

新撰組の活動や隊内の事についても、記録が少ないのですが新撰組顛末記では、永倉の実体験が鮮明に記述されています。

有名な局長の近藤勇や副長の土方などの逸話も、書かれていて新撰組をもっと知りたいという方には、お勧め出来ます。

幕末の動乱の際には、新撰組は池田屋事件や蛤御門の変など様々な戦いに挑んでいきました。

永倉の実際の記憶をもとに本が作られているため、よりリアルな内容であるのがこの本の良さでもあり、新撰組の真実を知れるきっかけとなります。

75歳の永倉が新撰組の事を後世に残すために、証言した内容を深く知る事が出来ます。

まとめ

新撰組について、永倉新八の視点から描かれた本で、新撰組をもっと知りたい人に一度は読んでもらいたいです。

実際に本人の証言を元にしているため、描写もリアルに描かれています。

この本を読んでいくと、改めて新撰組が凄まじい数の戦いをしていた事がよく分かります。

新撰組は、時代の流れとともに最終的には滅亡へと突き進んでいってしまいますが、永倉の視点から見た新撰組の行く末がしっかりと描かれており、新撰組について知りたい人にはお勧めです。