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環境

【兵庫県の土壌調査】兵庫県における土壌調査と実施する企業について

兵庫県の環境

兵庫県では重工業が昔から盛んで、昭和30年代の高度経済成長期では硫黄酸化物質などの大気汚染が深刻化しておりました。
また同時期から工場や家庭からでた排水が河川を汚染するようになり、瀬戸内海まで排水。その影響で赤潮が瀬戸内海全域で頻繁に発生するなど、大気汚染、水質汚染が問題視されるようになりました。
それらの対策として、昭和40年代半ばには大気汚染の防止対策や水質汚染の対策など法整備が進み、現在では河川や大気の状態が改善されております。
工業化に伴った水質汚染の影響により土壌汚染も深刻化しましたが、平成15年には土壌汚染対策法が整備され、土壌に対しても以前よりも改善しております。

土壌汚染対策法と土壌調査

土壌汚染対策法とは土壌汚染の状態を把握し、汚染対策を実施したり措置をすることで人の健康を守っていこうという法律です。
現在では企業の自主的な調査では十分把握土壌の状況が把握できなかったり、虚偽申告があったりするため、何度か改正が行われ、現在では土壌のリスク管理をする法律が平成31年に制定されました。
これによって、土地所有者等は土壌調査を行うことが必要となり、汚染状況を把握して県に申告するようになったのです。

土壌調査をする企業について

兵庫県で土壌汚染調査を依頼する場合はどうしたらいいのでしょうか。
その場合、まずは県や市の役場などに相談することをおすすめします。
土壌汚染状況調査は、国の環境省が定めた指定調査機関に依頼する必要があり、そういった機関がどのくらいあるかを個人で把握するのはなかなか難しいでしょう。
そのため、県や市の役場などにまずは相談して、どういった企業があるのかを教えてもらう方がいいでしょう。
個人で調べられる場合は、許可認定がされている企業を選ぶようにしましょう。
ホームページで許可認定を受けていると掲載されていたり、県のホームページに指定調査機関一覧があり、電話番号なども掲載されているのでそこから依頼する方法もあります。
予算の関係などもあるかもしれませんが、法律で定められていること以上に、自分や家族、その他の人たちの健康被害を防ぐために、とても大事な調査なのでしっかり行うようにしましょう。