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建築・土木

埼玉県で行われている石綿使用建築物等の解体等工事に係る関係法令等説明会とは?解体工事の法的規制についても解説

埼玉は人口密度で4位、人口で5位と全国トップクラスの都道府県です。そのため、住宅や住民が利用する商業施設など建物が全国でも多い地域です。そのため、建て替えなどで解体工事を施工することも少なくありません。一方で、解体工事をするにあたっては石綿(アスベスト)の処理を適切に行う必要があります。そのアスベストの管理方法や解体方法について説明を受ける講習会が石綿使用建築物等の解体等工事に係る関係法令等説明会です。今回は埼玉で行われるこの講習会について解説しましょう。

埼玉県の石綿使用建築物の解体等工事に係る関係法令等説明会とは?

この講習会は埼玉県内で解体工事に携わる方向けの石綿使用建築物を解体するために守るべき関係法規についての講習会です。実技で解体を行うのではなく、講習会形式で法的規制について説明を行うものです。かつては会議室などで行われていましたが、現在は会員向けの動画チャンネルで限定公開をしています。そのため、土日や祝日、解体工事がない日に期間内であれば動画で自由に視聴できます。さらに埼玉県の場合は公開が1か月あるので、好きなタイミングを見つけやすいメリットもあります。申し込みについては、オンラインになっており埼玉県市町村電子申請・届出サービスから「石綿使用建築物等の解体等工事に係る関係法令等説明会」と入力し、「絞り込みで検索する」ことで該当する申し込み場所がわかるようになっています。わからない場合は埼玉県環境部大気環境課 規制担当に問い合わせるようにしましょう。

解体工事の法的規制とは?

解体工事は危険や公害と密接な関係があるため法的規制があります。主に大気汚染防止法や石綿障害予防規則などの関係法令が代表的です。まず、大気汚染防止法は大気汚染に関する法律で解体工事に関する規制もまとめられています。次に先ほど紹介した石綿に関する法律が石綿障害予防規則です。これらは解体工事業者向けの講習会を行っているのが特徴です。

解体工事で必ず押さえておきたい石綿障害予防規則 

石綿障害予防規則とは石綿の健康被害を予防するために定められた規則です。石綿は大量に吸引してしまうと肺がんや悪性腫瘍の原因となるため、石綿が解体工事中に見つかった場合は特別な措置をしなければなりません。また、解体工事をしている周辺に飛散しないようにすることも求められます。