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農業・酪農

愛媛県で見るオーガニック野菜と無農薬野菜の違いとは

オーガニック野菜とは

オーガニック野菜は有機野菜とも言われ、地中の生態系や健康維持、周囲の環境に配慮した野菜のことを言います。
そのため科学農薬もできる限り使わないようにし、そこで育てるための肥料なども有機物、つまり自然に出来た家畜の糞などを用いて土に栄養をつけて栽培していきます。
自然界の食物連鎖と保ちつつ、環境に悪影響を及ぼさないようにするため栽培する地域の特性を理解する必要があり、人間にとって安全で美味しいものを作るという目的があります。

また食育にも注目されており、どうやって作物がなっているのかや自然界がどのようになっているのかなどを教えることができるとして、子どもたちの教育にも役立っているようです。
一般的には農林水産省による有機JASという規格で求められている条件を満たした野菜となっています。

無農薬野菜

無農薬野菜は、文字通りまったく農薬を使わない野菜となっています。
しかし、国によって無農薬の定義が異なっている状況や、無農薬と思っていても地中や肥料に農薬が混入しているケースや、周囲の田畑が農薬を使用しているケースがあるなど、厳密に無農薬であるということはなかなかないようです。
さらに、無農薬という言葉は消費者にとってはわかりやすい言葉になっているので、虚偽に無農薬であるということをつけた野菜も存在していました。
そのため現在では、無農薬野菜と表示するのは禁止されているようです。

ただ、農薬をまったく使わない野菜ももちろん存在しており、その場合は特別栽培農産物として表示されているようですが、消費者の認識はいまいちのようです。

愛媛県の取り組み

現在愛媛県ではオーガニック野菜に力をいれており、10年以上かけてその生産量も段々と多くなっているようです。
そのため県内の野菜は人気が高く、特にフルーツを代表するみかんなども大変人気で、出荷量も好調となっています。
より健康的で人間の身体に害がないようにするため、今後も取り組んでいくとのことで、これからもおいしくて無害な野菜を作っていくことでしょう。