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建築・土木

東京の橋は凄腕職人の賜物!

東京は橋の街

大阪は八百八橋と言われるほど、橋の数の多さは全国に轟いています。江戸は八百八町と呼ばれていますが、橋が多いイメージはありません。しかし実際の橋の数は、東京の方が大阪よりも多いそうです。
東京の橋の多さは今に始まったことではなく、江戸時代には既に橋が多くかけられていたとのこと。東京はまさに日本を代表する橋の街と言えるでしょう。ちなみに大阪が八百八橋と呼ばれたのは、町人の手によって勢いで作られた橋が多かったからとのことです。

橋梁鳶

橋を造っているのは、橋梁鳶(橋梁鳶:東京)と呼ばれる人達です。橋はもちろん、高速道路の高架やダム・鉄塔の建設にも携わっています。一般的な鳶と違うのは、工事の規模の大きさと特殊な環境でしょう。
東京湾を走る東京湾アクアラインの事業費は、およそ1兆4000億円。全長は15.1kmにも及びます。はっきりとした情報はないものの、建設に橋梁鳶が関わっているのは間違いないでしょう。少しでもミスをすれば、命取りになりかねない大変な仕事です。

橋梁鳶のお仕事

仕事内容は、足場設置・鉄骨の組み立て・橋げたの架設も承っています。場合によっては、送電線を敷くこともあるそうです。クレーンが気軽に行ける場所に橋を建設するのならまだしも、そうでもない場所に建てることがあります。そうでもない場所に足場を設置する際には、専用の機器を使って足場を組み立てるそうです。
鉄骨の組み立ては、パーツを工場や作業所で造ります。基本的にはロボットが作業を担当しますが、人間による手作業でカバーする場合もあるそうです。

勤務地は?

なお勤務地は、遠出になるケースがほとんど。作業内容によっては、長期の出張になることも考えられます。SNSで橋梁鳶に就いている人のつぶやきを見てみると、「出張が多い」と呟いている人が何人かいらっしゃいました。
また大掛かりな仕事を任せられる橋梁鳶ですが、仕事は緻密。どんな些細なことであっても、絶対にミスは許されません。日本が世界に誇る職人と言っても、過言ではないでしょう。